水辺生態系

水草プロジェクト


林町キャンパスの近くを流れる二級河川の春日川。2020年頃から中流域に水草の繁茂が見られるようになりました。2020年は外来性のホテイアオイ、2021年と2022年は固有種のヒシ(シイ とも言われる)が繁茂しました。治水や利水、環境や景観に関してどのような影響があるのかモニタリングを行い、自治体や地域の方達と協議を行っています。

ヒシの繁茂状況(2022.6.20)

(土地改良区の許可を得て、定点カメラにより1時間ごとに撮影)

ヒシの繁茂状況(2022.7.19)

ビオトーププロジェクト


ビオトープ(独: Biotop)は生物群集の生息空間を示す言葉である。日本語に訳す場合は生物空間(せいぶつくうかん)、生物生息空間(せいぶつせいそくくうかん)とされる(出典:Wikipedia)。香川県が管理するどんぐりランド では、降水量の変化等により、ビオトープの環境が大きく変化して、以前棲んでいた生物がいなくなるという状況になっています。そこで、ビオトーププロジェクトでは、IoT技術を利用して、ビオトープの環境変化をモニタリングして、変化の原因を明らかにします。

ビオトープの様子(2023.6.22)

雨庭プロジェクト


雨庭(Rain Garden:レインガーデン)は、大雨を貯留し、雨水を地下に浸透する防災としての機能を持っています。雨水を下水道に流さずにすむことから、内水氾濫を防ぐ効果もあります。また、地下水などの水資源の保全にもつながります。もともとは、庭に植えられた様々な植物を楽しむことが目的ですが、多面的な利用法もあります。創造工学部のある林町キャンパスに復元された雨庭で、IoT水位センサを用いて、リアルタイムで雨水の貯留状況と地下への浸透の計測結果をスマートフォンで確認しています。

雨庭に流入した雨水(2023.8.18